筋肉には7つの大切な役割がある
「身体を動かす」だけじゃない、筋肉の働きを知ろう
筋肉と聞くと、「身体を動かすためのもの」「運動や筋トレで鍛えるもの」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、身体を動かすことは筋肉の大切な仕事です。
でも、筋肉が私たちの身体の中で担っている役割は、それだけではありません。
美容や健康、そして年齢を重ねてからの身体づくりを考えるうえでも、まずは「筋肉が何をしているのか」を知っておきましょう。

1.身体を動かし、安定させる
歩く、立つ、座る、物を持つ、階段を上る。
私たちの日常の動作は、筋肉が収縮することで生まれています。
また、筋肉は動きをつくるだけでなく、関節や姿勢を安定させ、身体を支える役割も担っています。
2.衝撃を吸収し、身体を守る
筋肉には、外部から身体に加わる衝撃を吸収し、骨や血管、内臓などを守る役割があります。
身体を動かすためだけではなく、身体を守るためにも筋肉は必要なのです。
3.ポンプの役割をする
筋肉は収縮と弛緩を繰り返します。
その動きによって静脈が圧迫され、血液が心臓へ戻るのを助ける働きがあります。これが筋ポンプ作用です。
特にふくらはぎは、この働きから「第二の心臓」と呼ばれることもあります。
4.熱をつくる
筋肉は、身体の中で熱を生み出す重要な組織です。
筋肉を動かすためにはエネルギーが必要で、その過程で熱がつくられます。
だからこそ、筋肉について考えることは「身体を動かすこと」だけではなく、身体の熱産生やエネルギー消費を考えることにもつながります。
5.免疫機能と関わる
筋肉は、免疫機能とも無関係ではありません。
筋肉にはアミノ酸が蓄えられており、その一つであるグルタミンは、免疫細胞の働きにも関係しています。
つまり筋肉は、単なる運動器ではなく、身体を維持するさまざまな仕組みと関係している組織なのです。
6.ホルモンなどの生理活性物質をつくる
近年、骨格筋は「内分泌器官」としても注目されています。
筋肉が活動することで、マイオカインと呼ばれるさまざまな生理活性物質が分泌されることがわかってきました。
筋肉は身体を動かすだけの「部品」ではなく、身体のさまざまな組織と情報をやり取りする存在でもあるのです。
7.水分を蓄える
筋肉は、身体の水分を蓄える場所のひとつでもあります。
私たちの身体の多くは水分でできていますが、その水分は血液だけに存在しているわけではありません。
筋肉も多くの水分を含んでおり、身体の水分を保持する重要な組織です。
筋肉を見る目を少し変えてみよう
こうして7つの役割を見てみると、
筋肉=運動するためのもの
だけではないことがわかります。
身体を動かす。
身体を支える。
身体を守る。
循環を支える。
熱をつくる。
身体のさまざまな機能と関わる。
水分を蓄える。
だから美容や健康を考えるときも、
「どこを痩せたい?」
「体重を何kg落としたい?」
だけではなく、
「これから、どんな身体で過ごしていきたい?」
という視点から筋肉について考えてみてください。
年齢を重ねてからの身体づくりでは、見た目だけではなく、これからも自分の身体を使って生活していくために筋肉をどう考えるかも大切です。
筋肉の役割を知ることは、その第一歩です。
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