運動器系とは
運動器系とは、骨・関節・筋肉が協力して体を動かす仕組みのことです。歩く、立つ、物を持つなど、日常のあらゆる動作を支えています。
筋肉の種類
骨格筋(こっかくきん)
骨に付いている筋肉で、自分の意思で動かすことができます。
- 横紋筋に分類される
- 随意筋(ずいいきん)
- 例:腕や脚の筋肉
心筋(しんきん)
心臓を動かす筋肉です。
- 横紋筋に分類される
- 自分の意思では動かせない
- 一生休まず働き続ける
平滑筋(へいかつきん)
内臓や血管の壁にある筋肉です。
- 不随意筋(ふずいいきん)
- 自分の意思では動かせない
- 胃や腸の運動、血管の収縮などを行う
筋肉の収縮
等張性収縮
筋肉の長さを変えながら力を発揮する収縮です。
例
- ダンベルを持ち上げる
- 荷物を運ぶ
等尺性収縮
筋肉の長さを変えずに力を発揮する収縮です。
例
- 立った姿勢を保つ
- 重い物を支える
- パソコン作業中の姿勢維持
筋力の特徴
- 筋肉は鍛えることで太くなり、筋力が向上する
- 筋肉は神経に比べて疲労しやすい
- 最も大きな力を発揮できるのは、縮む速さや負荷が適切なとき
- 筋肉が長いほど大きく動かしやすい
- 筋肉が太いほど強い力を出せる
筋肉を動かすエネルギー
筋肉を動かすための直接のエネルギー源は ATP(アデノシン三リン酸) です。
酸素が十分あるとき
グリコーゲンから効率よくエネルギーを作ります。
- 多量のATPが作られる
- 水と二酸化炭素が発生する
酸素が不足したとき
エネルギー産生効率が低下します。
- 少量のATPしか作れない
- 乳酸が発生する
運動機能検査
運動能力を調べる代表的な検査には次のようなものがあります。
| 項目 | 検査例 |
|---|---|
| 筋力 | 握力 |
| 筋持久力 | 上体起こし |
| 平衡性 | 閉眼片足立ち |
| 敏捷性 | 全身反応時間 |
| 柔軟性 | 体前屈(座位・立位) |
| 全身持久性 | 最大酸素摂取量測定 |

ポイント
✅ 骨格筋は自分の意思で動かせる筋肉
✅ 心筋と平滑筋は無意識に働く筋肉
✅ 筋肉を動かすエネルギー源はATP
✅ 筋肉は鍛えることで太くなり、筋力が向上する
✅ 酸素が不足すると乳酸が発生し、疲労の原因となることがある


